Blog

2018年3月14日

輝く日本人
Vol 9::TNKトラベルジャパン 藤原さん

氏名:藤原 駿汰さん
会社名:TNKトラベルジャパン
役職:アシスタントマネージャー

落合:本日はお忙しい中取材を受けていただきありがとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

藤原さん:藤原 駿汰です。現在はTNKトラベルジャパンで働いています。

仕事の内容はオペレーティングに始まり、ハノイ支店の人事やマーケティングの仕事など多岐に渡っています。また、ハノイに来て来月で2年になります。

落合:ありがとうございます。まず、最初にお伺いしたいのが、ベトナムに来た理由やきっかけはありますか?

藤原さん:これはすごく単純で、ベトナムで働きたいというよりも、今働いている会社に惚れたからです。

私は元々大学生の時に起業をしましたが、とある理由でそれを辞め、大学を卒業してすぐここハノイに来ました。元々バックパッカー等はしており、ベトナムにも来たことがありましたし、初めてベトナムに来た際もそれほどカルチャーショックもなく過ごすことが出来ました。

落合:なるほど。その中でなぜ御社に就職を決められたんですか?

藤原さん:まず、前提として誰しも何かをやりとげたいと思うんです。私にとってそれは50代で有名になりたいということなんです。でもそれは、起業してとかではなく、プロのサポーターになりたいんです。今まで、数々の有名な方の自伝など読んできましたが、みなさん人生の中で必ずどこかで寝る間も惜しんで何かをやっていた時期があるんです。そして、私は今の20代がその勝負の歳だと思っていて、今は死ぬほど働いて30代で何かしら芽を出したいと思っています。そのため、今の会社のように量と質をこなせる会社で働きたいと思い、面談等でしっかり確認し、私はここなら自分が成長できると思い入社しました。

落合:プロのサポーターになりたいとお話の中でありましたが、なぜ経営者とかではないんでしょうか?それも何か理由があるんでしょうか。

藤原さん:先ほど私の紹介のでも述べましたが、大学生の時に起業をし、会社経営を2年していたんです。その際に社員同士がとあることでぎくしゃくすることがあってそれがすごく嫌でした。なので、起業はもうしないというのもありますし、そういう社員間のケア含めて全てサポートを出来たらいいなと思っています。

落合:確かに人間関係は働く上ですごく大切ですよね。御社ではベトナム人スタッフの方の方が多いと思うのですが、コミュニケーションを上手く取るためにされていることはありますか?

藤原さん:特別なことはなにもないです。私は日本人やベトナム人という人種は関係ないと思うんです。というのも結局ビジネスでもプライベートでも人と人との付き合いなので、その人に合った付き合い方をするのが大事だと思っていて、ベトナム人でも日本人でもこの人にはこういう対応の仕方をすれば喜んでもらえるといのがあるので、その人たちの個性を見極めてそれに合う対応をしていくことが大事であると思っています。また、同僚や部下に何か仕事をお願いする時がありますが、私はメールだけでなく、必ずその人のデスクまで行ってからお願いするように必ずしています。理由としては、メールではニュアンスも伝わりにくいですし、言葉一つとってみても伝わり方は様々あります。些細なことかもしれませんがそういうコミュニケーションを大事にしています。また、スタッフの誕生日や女性の日などのプレゼントは欠かしません。それ以外にも弊社では仕事中にケータイを触ったり、家族と電話で話すのは問題ありません。私が仕事をしていてカルチャーショックやギャップのようなものを感じるとすればむしろ仕事中に2、3分家族との電話すら出来ない日本で働いている日本人の仕事の仕方に違和感を覚えます。

落合:確かに日本人はいつも時間に追われているという印象がありますし、私も日本にいるときはそうでした。では、最後になりますが一言お願いします。

藤原さん:私の仕事にも関わってくる話なんですが、日本人のパスポートの所持率は人口の25%と言われていて、近年では日本人の性格も内向的であると言われています。しかしながら、もっと海外に出て違う文化や環境を体験して欲しいと私は思っています。そこで私は日本人の方にベトナムをぜひおすすめしたいです。 ベトナムはすごい心にゆとりが多い人が多く、豊かな土地だとも思っており、朝からビールを飲んでいる人たちもいますし、その風景を見てなんだかいいなーと思うこともあります。日本では朝から通勤電車に揺られ、同じ服装で同じように列をなして機械工場のように人が流れていく光景を見ることが出来ますが、正反対ですよね。また、お客様の中でベトナムに来たことによってマインドが変わったという人もよく聞きます。なので、まだベトナムや他の海外諸国にまだ行ったことがない人はまずベトナムに来てください。また、ハノイは特に心の豊かさを感じれるところで、いつも忙しい日本人にとってこういう環境に身を置けるというのはいいことなんじゃないかなと個人的に思っていて、今の仕事を通して日本人観光客も増やしていきたいと思います。

落合:私もハノイにきて、約2か月ですが、確かに日本にいた時よりも心の豊かさがある人が多いなと感じることが多いです。本日は貴重な時間どうもありがとうございました。