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2018年8月15日

輝く日本人
Vol 14::CAREERVIET ENTERPRISE CO., LTD 安藤さん

氏名:安藤 聖実(Ando Satomi)
会社名:CAREERVIET ENTERPRISE CO., LTD
役職:Sales Marketing

オフィス入り口にて撮影させていただきました。

木戸:本日はよろしくお願い致します。先ずは簡単な自己紹介をお願い致します。

安藤さん:CAREERVIET ENTERPRISEの安藤です。1991年生まれ兵庫県出身です。

海外で活躍したいという憧れから海外拠点のある大創産業へ新卒で入社し、3年半働いていました。

入社して半年後には店長として働きはじめ、店舗運営や店舗立ち上げを行いました。一から業務を教えてもらうという環境ではなかったのですが、もともと負けず嫌いということもあり、自分で店舗を回すために何をしたら良いのか考えて行動していました。入社2年後にはアメリカのテキサスへ出張に行かせて頂き、現地スタッフの指導、新店舗立上げに携わりました。アメリカでは文化の違いや英語で指導することが大変でしたが、日本でやってきた事をアメリカで活かしつつ、アメリカで新たな事を学びそれを日本で活かす。アメリカで学んだことは私にとって大きな自信へと変わりました。

日本へ帰国してからは指導が行き届いていない店舗の担当を任せて頂き、試行錯誤しながら店舗の改善を行いましたが、入社の時からの海外で働きたいという想いが忘れられず転職を決意しました。 その後台湾の商社に入社し、現在はコクヨのオフィス家具をベトナムに広げていく新規開拓事業に奮闘しております。

木戸:すごい経験をされていらっしゃいますね。ご経験や安藤さんの仕事に対する姿勢はとても素晴らしいです。ベトナムで働くことになったきっかけを教えて下さい。

安藤さん:アメリカに行ったことで、海外で働きたいという想いが強くなり、外資系企業に転職するか、ワーキングホリデーにするか悩みました。その時に東南アジアで働く女性の記事をたまたま見たことが、東南アジアに興味を持ったきっかけです。実際に東南アジアで働いている方のお話を聞いて、ベトナムに興味を持ち、働くことを決めました。

ただ、話を聞いたことだけだとギャップもでるかと思ったので、実際にホーチミンとハノイを訪問してみて改めてベトナムなら住めると思いました。その中でもハノイはこれから発展が進んで面白そうだと思ってのでハノイに決めました。

木戸:私もハノイとホーチミンに住んでみましたが、それぞれ特徴がありますよね。安藤さんがベトナムに来てから直面した問題、またそれに対する解決策など、何かございますか。

安藤さん:私は台湾の会社に入社をした為、社内は英語でコミュニケーションをしています。社内で日本人は私1人で、英語が話せるのは台湾人上司だけだったので、最初はちょっとしたニュアンスや説明もなかなか通じず、どう言えば伝わるのか悩むことが多々ありました。その後は英語が出来るベトナム人のアシスタントを採用し、そこから少しずつコミュニケーションの問題は改善され、今はその問題で悩むことは少なくなりました。

ベトナム人と働いて思ったことは、時間意識やスケジュール管理の意識があまりなく、報告・連絡・相談などが少ないということです。私が知らないうちにベトナム人同士で問題が起こっていることがありました。仕事上の問題ではなかったので報告がなかったのかもしれませんが、その後はしっかりと話合い、今では少しずつ改善され、何でも話してきてくれるようになりました。約束している事は、毎朝始業時間までに来る。もし遅れる場合は必ず前もって報告をする事。現在でもこの約束は守られています

スタッフの方と安藤さん

木戸:安藤さんとの約束を守っているのは、日頃のコミュニケーションがあって、良い関係を築けていることが大きいですね。他にも、ベトナム人と接した中での悩みごと、解決方法など何かありましたら教えて下さい。

安藤さん:そうですね。ベトナム人はプライドが高いので、ミスをしても謝ることが少ないように感じます。

気を付けていることは、当たり前のことかもしれないですが、相手の話をきちんと聞いてあげて、その中で自分の意見も伝える、話をする事が大切だと思います。また、感謝の気持ちを持つことも大切にしていることのひとつです。文化の違いもありますが、日本では何かあればその場で注意をすると思います。一方で、アメリカでは人前では言わず別室に呼び出してから話をします。ベトナム人もプライドが高い為、人前で言われるのを嫌う人が多いと感じます。

私も相手が何を考えて、なぜその考えに至ったのか理解する事が大切だと思うので、落ち着いて相手と話をし、相手に理解してもらう努力をします。人数が少ないから出来る事かもしれませんが、日本でもそのようにやってきたので、ベトナムでも続けていこうと思います。一緒に働いている以上、お互い理解し合わないと一緒に良い仕事は出来ないと思うので。

木戸:安藤さんはお若いのに周りのことも考えて働いていらっしゃって尊敬します。安藤さんの今後のキャリアビジョンを教えて下さい。また、PRしたいことがあれば是非!

安藤さん:現在は商社部門の担当としてマネージメントを行っております。新規開拓営業、採用、サプライヤーとの連絡、輸入の手配、ベトナム人のマネージメントなどが主な業務になります。商社部門は昨年始まったばかりの新事業なので、今は人数も少ないですが1年後には人員を今の倍の人数に増やし、コクヨビジネスを広げていけたらと思います。形のない物を形にしていけるような、そんな人になれるように頑張りたいです。また、新規ビジネスもあれば挑戦していきたいです!

コクヨの椅子についてのPRになるのですが、人間は立っている状態が負担のかからない体勢だといわれています。座っているとどうしても骨に負担がかかってしまうのですが、コクヨの椅子はその負担を減らす設計になっています。私はコクヨ以外は長時間は座れません!

木戸:確かに楽です。椅子が汗をかかない作りになっているのも、ありがたいですね!最後にこれからベトナムにくる日本人に向けて何かメッセージがあればお願いします。

様々なタイプの椅子があり、実際に座らせていただきました。

安藤さん:日本では当たり前のことが、ベトナムでは当たり前じゃないということがとても面白いです。また、ベトナムはカフェが多く、ビールも安く飲むことができます。お酒が好きな方、カフェ巡り、自然が好きな方にはハノイはぴったりだと思います。ベトナムで新しいことにチャレンジして欲しいです!

木戸:ベトナムと日本では違うこともたくさんありますが、それもまた面白いところですよね。安藤さんのスタッフを大切にする思いや、それがベースになっている働き方は本当に勉強になりました。

是非、私も実践していきます!本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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インタビュアー
ハノイ支店担当コンサルタント 木戸 紫織(きど・しおり)
E-mail: shiori.kido@hrnavi.com
Tel: 090 2842 898

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