2018年6月13日
調べたら、読書文化は日本がすごく、ベトナムは1年間で1.5冊しか読んでいないみたいです。
しかし、1975年の以前は状況が違っていて、もっと読んでいたそうです。
活字離れというのは世界的に起きているので、ベトナムだけのことではありませんが、そもそも本をそれほど読まないのが否めない事実です。本屋へ行って、本を手にしてる人はごく稀で、ある本の発行部数を聞くと驚くほど低い、大体は3000~4000部ぐらいだそうです。このペースだと増刷しても、5回目や6回目ぐらいは大ヒットの部類に入りますね。
本を読むメリットは誰でも分かっているものの、進んで読まない理由はいくつがあります。
よって、本を読もうと思うと、時間外に会社に残ったり、早く出勤するなどして本を読むか、週末に静かなカフェへ出かけ、そこで本を読むしかいない。
みんなの読書習慣をつけたく、入社時には4冊ほど本を読ませて、感想文➡これはマインドセット作りにはよいが、習慣を定着させる観点では機能していない。
弊社では最近、読書会を始めました。
リーダークラス以上は持ち回り制で司会役をする。全社員が司会が指定する本を買って、読む。1か月後の評価会を望む。評価会の進め方は司会者次第ですが、章ごとに質問を用意して、それを答えられるかというやり方もあれば、ケースを出して、実践するやり方もあり、様々です。これを企画した時に活動自体が定着するか心配しました。さぼったり、真剣に読まないじゃないかと推察しましたが、意外とみんなが真面目に、本を読んでくれて、それなりに楽しい活動になっています。ちなみに、今月に指定された本は「効果的に説得する」というアメリカ心理学者が書いている本です。心理的な手法で有利に説得することを書いてあり、自分にとって、新しいジャンルで、とても新鮮でした。
この活動が定着すると、企業文化の新たな創造につながると思います。
そして、これに関連して、最近の私の流行りはスマートフォンアプリでPDF形式のEBOOKを機械音声で読ませ、ブルーツルースのイヤーフォンで聞く。バイクで走っている時、家事をしている時は音声で本を読めるのは非常に効率的です。1週間で2冊ほど読めちゃうスピードです。かなり集中力が必要な専門書以外、本を一冊読んで、一つメッセージやヒント拾えば良いような自己啓発本は、読み上げ専用アプリでも全く問題ないと思いました。お勧めです!
次回は「謝らない、感謝しない」について、考えてみたいと思います。
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国費留学生として、選ばれ、1996年~2006年まで日本で留学と仕事を経験したのち、ベトナムに戻り、日系企業に対して、経営助言のコンサルティングをしました。ベトナム人は比較的にレベルが高くないという実態をなんとかしたく、2010年からアイグローカルリソースを創設、ベトナムにある人材のレベルアップを会社のミッションに、日々、努力しています。