Blog

Vol.010 人材から人財への道のり::VOL 10::あきらめやすい

2018年4月18日

人材から人財への道のり
VOL 10::あきらめやすい

第6回に言い訳が多い病を掲載後、いろいろな読者の方からコメントをもらいました。言い訳するからあきらめやすいという意見があり、確かに自分のスタッフはあきらめやすいではないかと思うことがしばしばあります。とくに、弊社のビジネスである人材紹介業では成功報酬型が主流なので、長く複雑なプロセスやっても、ちょっとしたミスでロストしてしまうこともあるために、どんな困難な場面でも何とか乗り越えて、成功まで導かないといけない仕事です。そういう意味であきらめは禁句ですが、それでも大半のスタッフはあきらめやすいなと認めざるを得ません。

なぜ、あきらめてしまうか改めて、観察すると3つのパターンが見えてきます。

パターン 解説 割合(個人な感覚)
天才型確信犯 頭が良い。これ以上を目指すためのやり方は理解しているが、そもそもやる気がないので、言い訳して、ごまかす。 20%
凡人型確信犯 頭がさほどよくないので、やり方は分からない。相談もせず、とにかく自分を守るために言い訳する。 20%
無邪気 純粋に自分のやり方しか分からない。できないのは仕方ないと無邪気にも認める。やる気は十分ある。 60%

育成するポイント

  • 天才型確信犯:意欲を高める必要がある。確固たる信頼関係を築いた上で、情で動かす。経験上、かなり時間と労力がかかるが、プラス方向に転じれば、とてもよい部下を得ることになる。
  • 凡人型確信犯:典型的な自信のないタイプで、簡単な仕事を与えて、自信を持たせ、成長してもらう。
  • 無邪気:大半の若いスタッフはこのパターン。弊社では重点的に育成しています。ちょっとした工夫もしています。

入社時に下記のような瓶をプレゼントします。「知恵の瓶」を名付けます。この瓶に知恵をなるべくたくさん入れて、一番多く入れらるチームは勝つと仮定します。新人さんの知恵は磨かれない大きな石として、瓶に入れる。それ以上知恵はないと考えている新人はそれで満足するが、先輩からより小さな砂利や砂を借りてさらに瓶に入れられる人もいます。最終的に大きな石の隅間に、砂利、砂で埋められる人はこのゲームを勝てるという。自分のやり方は全部だと考えて、行動を止めるのではなく、同僚、上司と相談して、それらから知恵を借りなさいというメッセージを伝えたいのが目的です。在籍中はこの瓶もをずっと机の上において意識しておもらいます。

仕事上では別のやり方もあります。何か課題を与えて、簡単にスタッフに教えないで、徹底的に考えらせて、まず、スタッフのベストな成果を提出させる。その上で、その成果をダメ出しする。例えば、レポートを作らせて、自信満々なレポートの間違いを指摘したり、全部書き直したりするものです。そうやって、スタッフの変なプライドが破壊され、素直に周りの力を借りるようになるのが目的です。

あらためて、新人時代にあきらめない(相談する)習慣をしっかりと叩き込むべきと思います。そういう習慣や考えがないままで、顧客対応するととてもよい顧客サービスができないし、逆に会社のレピュテーションを下げてしまいます。学生時の部活や新人研修はある意味ではあきらめない(相談する)習慣を養うために有効的です。

自分もあきらめないで、若い新人たちの育成に頑張ります!

次回はこだわりのないベトナム人スタッフについて考えたいと思います。

→ 人材から人財への道のり::VOL 9::ノーと言いたがるベトナム人

―――――

プロフィール
Nguyen Dinh Phuc
E-mail: nguyen.dinh.phuc@hrnavi.com
Tel: 0901 809 991

国費留学生として、選ばれ、1996年~2006年まで日本で留学と仕事を経験したのち、ベトナムに戻り、日系企業に対して、経営助言のコンサルティングをしました。ベトナム人は比較的にレベルが高くないという実態をなんとかしたく、2010年からアイグローカルリソースを創設、ベトナムにある人材のレベルアップを会社のミッションに、日々、努力しています。

輝く日本人
VOL 10::JCB International 石川さん
2018年4月18日

氏名:石川 龍二さん
会社名:JCB International
役職:Deputy Chief Representative

オフィスはホーチミン1区にある「高島屋」の6Fにあります。

玄関入り口にある「JCB」の会社ロゴの横で撮影させて頂きました。
「是非、クレジットサービス加入の際はJCBをよろしくお願いします」。

玉川:本日はよろしくお願い致します。先ずは簡単な自己紹介をお願い致します。

石川さん:JCB Internationalの石川と申します。
1983年生まれの愛知県育ちです。2010年に当社に入社しました。
提携する金融機関に対してJCBカードに関するサービス提供を行っています。
入社当初は日本国内(東京勤務)にてコールセンター管理、不正取引削減の業務に携わり、その後、上海勤務と海外営業部(東京勤務)を経て、2016年4月からここベトナムに来ています。

大学時代は最初の1年半を沖縄で過ごし、その当時、自転車で沖縄を一周、バイクで日本一周を1ヶ月半かけて回ったことを機に、新しいものを見ることで新しい自分を見つけることが出来ると実感しました。それから、単位交換している東京の大学に行き、その後、沖縄の大学を休学して、関西の大学に編入しました。また大学4回生の夏からアメリカ ミシガン州の大学に1年間交換留学をしました。帰国後は東アジアをテーマに大学院で国際経営を専攻し、同時に中国北京にある大学のMBAに交換留学しました。卒業後、当社に入社し現在に至ります。

玉川:すごい経歴ですね。色々経験をされていますね。ベトナムに来られた経緯を教えて下さい。

石川さん:2015年にベトナム ホーチミンにオフィスを開設することが決定し、当局からライセンスを取得したタイミングで赴任することになりました。当初はホテルがオフィス代わりになっており、約3週間勤務をしていました。 その後、小さなビジネスオフィスを借りて人材採用したり、社内規程、銀行口座を開設したりして、オフィス機能を整え、2016年9月末に現在の場所に移転し、現在は本格的に稼働しています。

玉川:日本とベトナムの両国で仕事をされてきて、何か違いは感じられますか?

石川さん:ベトナムは日本と比べ、相手とコミュニケーションを上手に取っていれば、調整毎において非常に融通がきくため、社内外におけるコミュニケーションを重視しています。
価値観は似ている点が多いものの、ベトナム人は日本人よりも家族や親族を中心に考える傾向が強く中華圏の文化に近いと感じています。
また、日本人とベトナム人(ホーチミン)の就業意識の違いを実感しており、こちらでは転職することでキャリアアップするケースが多いのも実情です。ベトナムは発展傾向にあることから外資の進出率が高く、それが転職し易い環境にも繋がっていると考えています。1年や2年のスパンで成長したいという思いが強い人が多いので、柔軟に個々人がやりたい仕事内容に合わせて働き易い環境を提供することで、結果として組織の結果がでるように心がけています。また、給与などの処遇だけでなく周りとの働きやすさや協調性の高さがモチベーションアップのために重要と考えているので、そういった雰囲気作りを出すようにしています。

玉川:なるほど。公私共に何事も楽しく過ごすことは何より大事ですよね。現在はどういった業務に携われていますか?

石川さん:現在は営業管理及びマーケティングの仕事を中心に人事、総務なども併行して行っています。

玉川:それだけいろんな業務に携わっておられますが、特に何か意識して取り組まれていることはありますか?

石川さん:やはり、営業先との関係構築が最も重要と考えています。どんな仕事もそうですがお客さんあっての世界ですから。お客様との打ち合わせや会食もよく行っています。

玉川:お客様との関係構築は最も大事にするべきことですよね。石川さんが考える今後のキャリアビジョンは何かありますか?

石川さん:キーワードはアジアです。現在はベトナムで働いていますので、さらなる金融機関との提携を通じて多くのベトナムの方にJCBカードを持ってもらい、その方たちに向けたサービスを数多く作り上げたいと思っています。

玉川:何か秘策はありますか?

石川さん:お客様との関係構築に加え、マーケットで何が求められているかを的確に捉えたうえでサービス提供をすることだと考えていますが、その中の1つは日本をキーワードにしたサービス展開です。JCBはカードブランドとして唯一日本発の会社ですので、日本をキーワードに新しいサービスを生み出し、ベトナムの決済事業に貢献して行きたいと考えています。

玉川:素晴しいですね。これからもどんどんベトナムで活躍して頂きたいです。これからベトナムにくる日本人に向けて何かメッセージあればお願いします。

石川さん:ベトナムは可能性に溢れている国です。色々なものを見たり、経験したり、現地の人との関係を作ることで、新しいものの見方や考え方を取り入れることができ刺激的です。また、他の国と比べてベトナムは暮らし易く、外国人に対しても寛容であるため、人と人との関係も繋がり易いと感じています。仕事をする上でも住む上でもお勧めの国です。 是非、ベトナムにお越し下さい。

玉川:いろいろ経験されている石川さんがおっしゃるととても説得力があります。本日は貴重なお話をお聞かせ頂きありがとうございました。大変参考になりました。

Cindyの日々是好日
Vol. 1::初めまして。

シンチャオ!あーちゃんです。

ごめんなさい、Cindyです。
あれ?と思った方も、そうでない方も、初めまして。
二代目あーちゃん(Cindy)こと、HRnaviコンサルタントの渡辺明日香です。

先代のあーちゃんは先月のニュースレターを最後にHRnaviを旅立ちました。
4年以上に渡り在籍し、HRnaviを大いに盛り上げてくれたあーちゃん。
きっと次に向かった先でも、大活躍することでしょう。
Cố lên chị A-chan.

しかし、困ってしまったのは後に残されたHRnavi日本人メンバー達。
このまま、『あーちゃんのベトナムワーク&ライフ』を終了してしまうのはもったいない!と、
私、Cindyが二代目として存続することを決定いたしました!
ベトナム歴も営業歴も駆け出しではありますが、よろしくお願いいたします。

既にご挨拶させていただいた方もいらっしゃるかと思いますが、
まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

1992年、東京都葛飾区という下町に生まれ、元気いっぱいに育ちました。
前職のCM制作会社で昼夜問わず3年間働いた後、海外を放浪。
一度は日本に戻ったものの、ご縁があり2017年10月から渡越、HRnaviにて勤務を開始いたしました。

海外に住むというのも初めて、営業という職も初めて。
最初はバタバタで右も左もわからないまま先代あーちゃんの後ろをついて回っていましたが、
やっと半年が経過し、お客様とも少しずつつながりも出来はじめ、ホーチミンでのおいしいお店、なんていうのも2、3軒は紹介出来るようになりました。(少ない)

ホーチミンでももりもり気合いを入れて頑張っていきますので、
人材にお困りの際や、何かご質問などあればいつでもご連絡くださいね。

今回は初回ですので、まずは自己紹介という形でお話させていただきました。
次回もよろしくお願いします!

Hẹn gặp lại(*´∇`*)

―――――

プロフィール
渡辺明日香(わたなべ あすか)
E-mail: asuka.watanabe@hrnavi.com
Mobile: +84-909-484-365

1992年生まれ、東京都出身。
日本で3年半の勤務を経験後、更に海外で活躍する日本人を増やしたいという思いから
2017年にHRnaviに入社。
現在はホーチミンを中心にベトナム人、日本人の採用コンサルタントとして従事。

人材リスト

【日本人紹介】
日本人求職者リストは下記のリンクでご覧ください。
https://bit.ly/2vrPv1u

【管理職ベトナム人紹介】
管理職採用でお困りのお客様へ。中々、優秀な管理職人材が採用できずに困っていませんか。
優秀な管理職を採用することにより、中間層を拡充し、ローカライズを図りましょう。
また、彼らを挟むことにより、コミュニケーションがスムーズになります。
選び抜かれた登録者に対して、企業側から攻めの採用をすることができます!

詳しい内容は下記のリンクからご覧ください。
http://x.huraffi.com