2018年6月13日
HRnavi代表のフクです。2010年以来、HRnaviの社長を務めて、8年目になりました。HRnavi以外に他のビジネスをやっていないかとよく言われていますが、不器用なので、人材ビジネスしかやっておりません。
人材ビジネスなので、もっとも注力しているのは自社の人材育成です。というのも、会社のミッションは「人材のレベルアップ」なので、まずは自社人材育成は先決と考えています。ベトナム人社員、日本人社員もどうすれば、素晴らしいコンサルタントになってもらうか日々考えています。
私が気づいたこと、弊社が取り組んだ活動を中心にHRnaviの現在を積極的に発信していきたいと思います。皆さんの参考になることが一つでもあれば、とても嬉しいです。
HRnavi by data:
イベント:カスタマーデイ(5月23日)を開催しました。2017年5月23日には大きな失敗を起こしてしまい、クライアントに多大な迷惑をかけたことがありました。すぐさま組織一丸となり、復旧改善に向けた活動をおこない、クライアントに理解していただき最終的には許していただけるという結果で収まりましたが、この失敗を忘れてはいけないと考えて、恒例のカスタマーデイに定めました。当日には①カスタマーサービスとはから始まり、②過去の失敗の復習、最後に③おもてなし研修を行いました。
組織作りの新しい取り組み:弊社では著書「後悔しない社会人1年目の働き方」をベトナム語に翻訳して、出版しています。日本人経営者はよく自社スタッフの自己啓発のために、この本をプレゼントしていますが、本当に読んでいるか?疑問を持たれる社長さんも多いようです。それを解決するために、各章に対して、確認する質問を作りました。その質問群を所定のフェースブックページに掲載していますので、本を読んだら、読んだ順にコメント欄に回答を残してもらう設定になっています。しかも、しっかりと本を読まないと答えられないような質問なので、絶対サポれないはずです。本をプレゼントする際に、下記のURLを同時に教えて、○○月に○○日までにコメントをしなさいと指示すればよい。合わせて、総務にチェックさせたり、もっともよいコメントにプレゼントを与えることもしてあげると、スタッフも積極的に本を読んで、学習してもらいます。
URL: https://www.facebook.com/58congcong/posts/2245527929007754
調べたら、読書文化は日本がすごく、ベトナムは1年間で1.5冊しか読んでいないみたいです。
しかし、1975年の以前は状況が違っていて、もっと読んでいたそうです。
活字離れというのは世界的に起きているので、ベトナムだけのことではありませんが、そもそも本をそれほど読まないのが否めない事実です。本屋へ行って、本を手にしてる人はごく稀で、ある本の発行部数を聞くと驚くほど低い、大体は3000~4000部ぐらいだそうです。このペースだと増刷しても、5回目や6回目ぐらいは大ヒットの部類に入りますね。
本を読むメリットは誰でも分かっているものの、進んで読まない理由はいくつがあります。
よって、本を読もうと思うと、時間外に会社に残ったり、早く出勤するなどして本を読むか、週末に静かなカフェへ出かけ、そこで本を読むしかいない。
みんなの読書習慣をつけたく、入社時には4冊ほど本を読ませて、感想文➡これはマインドセット作りにはよいが、習慣を定着させる観点では機能していない。
弊社では最近、読書会を始めました。
リーダークラス以上は持ち回り制で司会役をする。全社員が司会が指定する本を買って、読む。1か月後の評価会を望む。評価会の進め方は司会者次第ですが、章ごとに質問を用意して、それを答えられるかというやり方もあれば、ケースを出して、実践するやり方もあり、様々です。これを企画した時に活動自体が定着するか心配しました。さぼったり、真剣に読まないじゃないかと推察しましたが、意外とみんなが真面目に、本を読んでくれて、それなりに楽しい活動になっています。ちなみに、今月に指定された本は「効果的に説得する」というアメリカ心理学者が書いている本です。心理的な手法で有利に説得することを書いてあり、自分にとって、新しいジャンルで、とても新鮮でした。
この活動が定着すると、企業文化の新たな創造につながると思います。
そして、これに関連して、最近の私の流行りはスマートフォンアプリでPDF形式のEBOOKを機械音声で読ませ、ブルーツルースのイヤーフォンで聞く。バイクで走っている時、家事をしている時は音声で本を読めるのは非常に効率的です。1週間で2冊ほど読めちゃうスピードです。かなり集中力が必要な専門書以外、本を一冊読んで、一つメッセージやヒント拾えば良いような自己啓発本は、読み上げ専用アプリでも全く問題ないと思いました。お勧めです!
次回は「謝らない、感謝しない」について、考えてみたいと思います。
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国費留学生として、選ばれ、1996年~2006年まで日本で留学と仕事を経験したのち、ベトナムに戻り、日系企業に対して、経営助言のコンサルティングをしました。ベトナム人は比較的にレベルが高くないという実態をなんとかしたく、2010年からアイグローカルリソースを創設、ベトナムにある人材のレベルアップを会社のミッションに、日々、努力しています。
氏名:ジェット中島さん (Mr. JET NAKAJIMA)
会社名:FRONTIER CONSULTING VIETNAM Co., Ltd.
役職:代表取締役
嶋村:本日はよろしくお願いいたします。まずは簡単な自己紹介からお願いいたします。
中島さん:「人生を情熱的に、刺激的に、荒々しく」ジェット中島です。最初からふざけすぎていて、すいません。最近たまにYOUTUBE活動をしており、上記の言葉を前口上として使っていたのでつい出てしまいました。(Youtubeリンク)
気を取り直して自己紹介を始めます。アメリカ・シカゴで3年9ヶ月ほどインテリアデザインの勉強をした後、フロンティアコンサルティングに入社し2011年からはFCV(フロンティアコンサルティング ベトナム)の立ち上げに携わり、現在は同社にてDIRECTORを務め、オフィス内装の設計監修、工事監修、バックオフィス業務等を普段は行っています。趣味はプロレス・格闘技・バターコーヒーを飲むことです。
嶋村:ありがとうございます。バターコーヒー、気になります!中島さんはアメリカには3年9ヶ月行かれていたのですね。
中島さん:そうですね。アメリカではオハイオ州の学校で1年3ヶ月、その後シカゴの学校へ編入し2年半、勉強していました。まずオハイオの学校でアートの基礎のみを勉強し、インテリアデザインの勉強は別の学校に出向して、その後またオハイオに戻って学位を取得する制度の学校でした。インテリアデザインを学べる良い学校というのがシカゴにあり、その学校にいくことになりました。当初は1年の予定でしたが、いざ行ってみると刺激のある環境であることに加えて、すごく楽しいものでした。楽しいと同時にめちゃくちゃキツかったですけど。
嶋村:アメリカ滞在中はどんな生活をされていたのでしょうか?
中島さん:まず、英語がネイティブでないので先生の言っていることを完璧に理解するのが難しかったです。予習復習はマストですが、ネイティブで勉強している人が2・3時間かかる内容を、我々留学生は6時間から8時間くらいかけてやっていました。授業は朝の9時から始まり、一番遅いものだと夜の21時半くらいに終わっていました。その中で、2・3コマの授業をとっていたのですが、21時まで授業がある時は、家に帰ってから22時ごろまで仮眠をとって、そこから朝の4時までずっと勉強し、その後6時まで寝て、授業に行くという生活でした。そのような生活を繰り返して、2008年に卒業してすぐ日本に戻り、現在の会社である「Frontier Consulting」に入社しました。
嶋村:すごい!ストイックですね。誰にでもできることじゃないですよ。入社してからはどのような経歴でベトナムにこられたのでしょうか?
中島さん:デザイナーとして働き始めて2年ほど経った時に、オフィスの移転のプロジェクトがあり、そこにデザイナーとしてではなくなぜかプロジェクト統括マネージャーとして参加することになりました。通常であったら、そういったマネージャーは営業の方がやる仕事で、デザイナー営業を支える立場なのですね。その立場が逆転して、デザイナーとしては見えなかったことが見えるようになりました。その時に、お客さんと折衝するのがいかに大変なことなのかということと、リーダーシップをとって物事を動かすことが楽しいということがわかりました。
そのプロジェクトは無事終わりましたが、その後はもとの設計として働いていました。その後に来たプロジェクトというのが、さばききれない設計の仕事をベトナムに流す、というものでした。それが2011年のことで、9月には会社が設立し、そこから人材を募集し始め、11月からベトナム人3名と私、計4名という形で本格的に始動しました。
嶋村:中島さんはこれまで留学で色々な国籍の方と接してこられていたと思いますが、ベトナム人と関わるのはその時が初めてですよね?その時の印象はどうでしたか?言葉や習慣で驚いたことはありましたか?
中島さん:仕事に対する姿勢はまったくちがうなと。私はずっと本社で働いていたので全てのこと知っていますが、彼らは言葉や文化などの背景も違うので。共通の認識をもち、その中で自分の想像しているものと同じものを作って行くのがすごく大変でした。少しでも不備があると全く違うものが上がって来てしまうので、共通認識を持つための教育が大変でした。例えばデザインを自分が全てやって、彼らに清書だけお願いするのではなく、彼ら自身に自分で考えてやってもらうようにしていました。
嶋村:その、自分でやってもらうのって大切だと思うのですが、ベトナムの教育でいえば自分で考えて物事を率先してするということが苦手なイメージがあります。私も、今であろうと昔であろうと一番難しい所だと思っています。中島さんはどのように解決されているのでしょうか?
中島さん:正直いうと100%解決できているわけではなく、今でも悩みながら進めているところです。ベトナムで仕事をしていて思うのは、みんな0か100かの白黒で分けてしまうところがあるということです。
うちの会社のミッションは「OPEN UP YOUR DISTNY BY THE OFFICE」、つまりオフィスで運命を切り開くということになります。これをやるためには次の3つのバリューが必要になります。
特に私が最近よく言っているのは「主体性を持って動いて欲しい」ということです。100%主体性をもってできないことっていうのは無いと思っています。
例えば、今は仕事が多すぎてこれ以上受けられないという時でも、「この時期だったら、仕事が落ち着いて受けることができるから、そこでお願いします」というように物事を折衝することはできる。物事には白黒だけでなくグレーゾーンもあるということを理解してもらうのは大切だと思っています。
もちろん、仕事だけでなくプライベートでも、家族と過ごす時間を作るために仕事を早く終わらせる方法を考えればハッピーになれるよね、ということも話しています。
ベトナム人は挨拶ひとつから、仕事の調整など様々な場面で受け身になりがちなところがあります。誰かの責任にして、主体性をもって動かない方が楽なので。ただ、そこで私が諦めてはいけないなと思って、社内でしっかり教育や研修を行っています。
たとえば「7つの習慣」を自分なりにまとめています。求めていることと先ほどの弊社のミッションとを照らし合わせて伝える、ということを月に一回外部のカフェなどを借りて半日がかりでやっています。
嶋村:すごいクオリテイですね!(資料をみせていただきました)今後のビジョンなど何かありますか?
中島さん:我々は今後もベトナムで仕事をし続けたいと思っています。
そのためにはベトナム人に仕事を任せていく必要があります。ただ、日系企業に営業していくと日本人を採用して、彼らが仕事の中心になってしまいます。ベトナム人が活躍できる場を作るとなると、欧米系の企業と日系企業のパイを同じくらいにしていくことが必要になります。ベトナム人をしっかり教育して、彼らが直接営業にいって、日本人が間に入らなくて良い場面を作っていきたいです。
個人的に考えていることは、うちはオフィスの内装を専門にやっているのですが、そこでベトナム人に一番良いお給料を払える会社になりたいということです。
そうするためには顧客に満足してもらえるような価値を提供していく必要があると思います。「他社と比べてここがいいよね」というレベルではなく、我々がはいったことでその企業の価値をあげていく。お客さんに選んでもらうというのでなくお客さんを選べるようになる必要があると思っています。
我々はオフィスの内装、設計、工事だけやっていると思われてしまいがちですが、それだけでなく内装のコンサルをできるような会社、働き方や教育など、他社が追いつかないくらいのハードとソフト、両面の提案をしていきたいと考えています。
ホーチミンオフィスのみなさん
嶋村:是非、実現して欲しいです。
私が営業をしている中で、お客さんと内装設計の話になればFrontier Consultingさんの話がでることもしばしあります。その時には決まって中島さんの名前がでます。つまり良い噂が出るということは技術だけでなく、中島さんの陰ながら日々の努力をされている結果だと思います。どんなことをされているのでしょうか?
中島さん:営業・デザイナー・工事を行う人全員が自分の仕事に誇りをもてるような姿勢でいることが重要になってくると思います。そのようにできる体制をつくることを目指しています。お客さんに「○○さんでよかった」といわれるのって結構嬉しいじゃないですか。私は彼らにその体験をして欲しい。
ベトナムの子達は、結構色をつけることをしたがりますが、たとえばエントランスの壁に斜めの線をいれてかっこいいでしょ、といっている。それに対してその斜めの線を入れる意味はあるのか?太さにはどんな意味があるのか?というころに対してコンセプトがなかったりします。内容はあるけど効果的でない。私はみんなが普段から頑張っていることを知っているので、やるのであればお客さんから評価されて欲しいと思っています。彼らがしっかりと評価される仕組みを作っていきたいと思っています。
嶋村:最後に、これからベトナムに来る日本人に向けてメッセージをお願いします!!
中島さん:ベトナムは一言で言うと、「熱い」です。気温的な暑さもありますが、国が大きく成長し、人も明日への希望を持って生活しているのを生で感じ取れる国になります。我々が話でしか聞いたことの無い、昭和30年代の伸び盛りの雰囲気を日々感じます。この熱気は実際には生でしか感じ取れないですし、伝えられないです。一つ枠を飛び出して人生にスパイスを加えたいと思う方はぜひベトナムにお越しください。日本だけで生活しているときっと分からない「何か」が見つけられると思います。
嶋村:いつも勉強になります。教育やマインドセットについてお話しを伺えて、改めてその重要性に気づけました。本日はどうもありがとうございました。
シンチャオ!Cindyです。
ホーチミンはいよいよ本格的に雨季となり、連日のスコールに見舞われてますね。
みなさん、体調はいかがでしょうか?
私はというと、全力で風邪をひいています。
やはり気を抜いた時が一番来ますね、みなさんもお気を付けください。
先日、弊社スタッフのLinhちゃんが結婚式を挙げました!
私と同じ1992年生まれですが、HRnaviでの勤務歴はもう4年。
HRnaviでもトップのスタイルと美貌を誇る彼女は、7年連れ添ったボーイフレンドと
ついにゴールインした模様です。
でも、それを聞いたのは、まさかの挙式の3週間前。
ベトナムの結婚式に初参加の私は、心底ビックリ。
「うそでしょ?ドッキリでしょ?」と半信半疑でした(Linhちゃんごめんね)
結婚式に将来してくれた彼女から直接招待状を受け取るまで、なかなか信じられなかったのでした・・・。
さて、結婚式当日。
いや~、泣いちゃったらどうしよう!なんて思いながら最近買ったアクションカメラとばっちり充電したカメラを持って、会場へ向かいました。
入口にはすでに親族と、新郎新婦の2人が写真撮影大会。
ともかく本当に写真写真写真!の中で、ビールを飲みながら待っていると、
突然、暗転。
突然、爆音。
ここはクラブか?!と思いながら超大慌てでカメラをスタンバイ!
明転と共に現れたのは、、、
MC!!
うそでしょ。
もう、今日の主役はまず彼が持って行ってしまいました。
私、呆然です。
必死でムービーを回したのに、映ってるのは知らないオジサンです。
気を取り直して、新郎新婦入場!
歩くのすごい速いし。カメラ追いつかないし。
そして、ご両家のご両親もバージンロードから登場。
さあ、これでやっと充電満タンのカメラの出番!
と、回してると、
しゃべるしゃべる、新郎の父。
皆様の中にも、きっと結婚式にご出席された経験がある方もいらっしゃるかと思います。
私もこの辺りでやっと気づきました。
あ、この結婚式の主役は、新郎新婦の二人ではない。
これは、ご両家のための式なんだと。
ケーキカットももの凄い速さです。
時間にすると3秒くらい。
もうもはや私と、プロのカメラマンしか撮影すらしてません。
撮影好きのベトナム人とは、ただの幻だったのかとすら思いました。
その後は結局、新郎新婦は一言も何かを喋ることなく、式は終了。
お約束のカラオケ大会が延々と続くのでした。
文化の違いというか、なんというか。
本当にベトナム人の方というのは、年長者に大きな権限があり、
結婚式はイベント!というよりも、お披露目会というようなイメージだなと感じました。
日本よりも年功序列が重視されるベトナム。
家庭を何よりも大事にし、家族の絆が一番!と考える、そんなベトナム人らしい式だなと感心しました。
まあともかく、Linhちゃん、Chúc mừng!
それでは、また来月!
Hẹn gặp lại(*´∇`*)
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プロフィール
渡辺明日香(わたなべ あすか)
E-mail: asuka.watanabe@hrnavi.com
Mobile: +84-909-484-365
1992年生まれ、東京都出身。
日本で3年半の勤務を経験後、更に海外で活躍する日本人を増やしたいという思いから
2017年にHRnaviに入社。
現在はホーチミンを中心にベトナム人、日本人の採用コンサルタントとして従事。
【日本人紹介】
日本人求職者リストは下記のリンクでご覧ください。
https://bit.ly/2l6mPD0
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